近年、TwitterなどのSNSでは様々なキャリアを積んだ柔道整復師が表舞台に出てきました。 しかし、今までの柔道整復師業界といえば閉鎖的で、自分の周りの柔道整復師のキャリアしかイメージできず、将来に絶望してしまう人が続出していました。 要は業界のネ…
https://twitter.com/haritohito/status/1240416503142297601?s=21 先日、上記話題で穴田 夏希先生、建部 陽嗣先生のインタビューがハリトヒト内で公開されました。 今回は元々とても興味がある話題で、また穴田先生の資格が僕と全く一緒なため、どのよう…
早いもので、はてなブログを無料版で始めてもうすぐ1年3ヵ月経とうとしています。ここで現在までのアクセス状況と運営についてまとめてみます。 ちなみに3か月目までの運営記録は以下の記事で書いています。↓ pthari.hatenablog.com 4ヵ月目 5ヵ月目~7ヵ月…
リハビリを実施する際、バイタルサインの確認は重要となります。 介入できるかの判断材料にしたり、運動時の負荷量が適切か確認するなど毎日の臨床で必ず測定する場面がでてきます。 今回は自身の勉強のために血圧測定の基本をまとめてみます。 血圧 血圧を…
関節と一口にいってもじつは部位によって様々な形を持っています。 解剖学の初歩として、この関節の形を大まかにグループ分けした「関節の形による分類」が有名です。 今回はその中でも、国家試験でも問われやすい楕円関節(顆状関節)についてまとめてみま…
「代謝」ってよく聞く言葉ですが、リハビリではどのような場面で関わってくるのでしょうか。 今回は運動時の代謝について、整理してみます。 代謝とは? 代謝はどこで行われるの? 嫌気性代謝と好気性代謝とは? 嫌気性代謝と好気性代謝は行われる場所も違う…
リハビリを実施する際、バイタルサインの確認は重要になります。 介入できるかどうかの判断材料にしたり、運動時の負荷量が適切か確認するなど毎日の臨床で必ず測定する場面が出てきます。 しかし、測定した数値から心肺の状況を判断することはなかなか難し…
回復期病棟に入棟される患者さんの状態は千差万別です。 それこそ歩行がスイスイできる人から寝たきりの人まで様々です。 このような回復期病棟においてセラピストに求められるのは、「現状の能力の把握」とそれに基づいた「ADLの設定」です。 誰に求められ…
よく「もみもみセラピスト」なんて比喩されますが、リラクゼーションやストレッチは重要な治療手段です。目的があれば、これらの手技はとても効果があります。 ただの慰安として医療の場面で行われることが問題視されていますが、その重要性を再度臨床で感じ…
中枢神経とは「脳と脊髄」のことです。 これらの中に「灰白質」と言われる細胞体の塊と「白質」と言われる軸索の塊があり、場所ごとに名称がつけられています。 そしてそれらを繋ぐ、上行性、下行性の経路は伝導路と呼ばれ、役割ごとに分類されています。 こ…
トイレ動作って理学療法を進めていく上でポイントになることが多いと思います。 その際、ついつい起立・着座や立位保持、下衣の更衣、移乗などの動作に着目しがちですが、意外と重要なのがそもそも「尿意・便意があるのか」というところです。 今回は、リハ…
物理療法はセラピストにとって、ごく一般的な治療手段の一つです。しかし、その効果を有効に使えていないこともよく見受けられます。 今回は物理療法機器の中でもよく使われるものを中心にまとめます。 物理療法機器の効果って? 主に慢性期に適している マ…
よく聞く皮膚の「ターンオーバー」って今更ですがなんでしょう?というか、そもそも皮膚ってどんな構造でしたっけ?今回は、忘れがちな皮膚の構造からターンオーバーの仕組みについてまとめてみます。 皮膚の構造 表皮とは ターンオーバーとは? 表皮と真皮…
筋緊張の異常と反射の関係 伸張反射 Ⅰa抑制(拮抗抑制、相反性抑制) Ⅰb抑制(自原抑制) Ⅰa、ⅠbとかAα、Aγって何? 数字式分類(Lioyd-hunt分類) 文字式分類(Erlanger-gasser分類) まとめ 筋緊張の異常と反射の関係 筋肉は何もしていなくてもある程度の…
歩行周期は理学療法士であれば必修で、柔道整復師、鍼灸師でもリハビリテーション医学で一部学習すると思います。 しかし、臨床で活用するためには暗記する項目が多く、なかなか理解が難しい分野だと思います。 そこで今回は理解の助けになることを祈って要…
今回は柔道整復師と理学療法士の2つの資格で仕事をしてみて感じたことをもとに、両資格の特徴を書いてみます。 この2つの資格は一般的に似ていると言われていますが、全く専門が違います。 業務はたしかに一部重なりますが、目的が違うのです。 今回、簡単…
鍼灸の学校を卒業しても、そのままでは臨床で通用しないのが現実です。 学校で修得できるのは、安全に鍼灸を行うというところまでで精一杯です。また座学も基本的な医学や東洋医学の知識を暗記するだけで終わってしまいます。 それでも3年間いっぱい使ってな…
ターミナルスタンスとは フォアフットロッカー(forefoot rocker)機能とは ターミナルスタンスの役割 なぜTstではこの肢位をとるのか まとめ ターミナルスタンスとは ターミナルスタンス(以下Tst)とは、ミッドスタンス(以下Mst)の後に起こり、股関節伸…
ミッドスタンスとは アンクルロッカー(ankle rocker)機能とは ミッドスタンスの役割 なぜMstではこの肢位をとるのか まとめ ミッドスタンスとは ミッドスタンス(以下Mst)とは、ローディングレスポンス(以下LR)の後に起こり、膝関節・股関節が鉛直配列…
ローディングレスポンスとは ヒールロッカー(heelrocker)機能とは ローディングレスポンスの役割 ダブルニーアクション(二重膝作用)とは なぜLRではこの肢位をとるのか まとめ ローディングレスポンスとは ローディングレスポンス(以下LR)とは、イニシ…
イニシャルコンタクトとは イニシャルコンタクト(以下IC)とは、歩行の最初に踵が地面に接する場面を言います。 つまりICとは歩くために振り出した足が地面に「初期接地(イニシャルコンタクト)する瞬間」ということです。 歩行観察では、ここを歩行周期の…
脳梗塞の急性期ではリスク管理がまず重要になります。 特に超急性期では多くの患者さんでは意識障害があり、コミュニケーションが十分にとれません。 その中で、患者さん状態を把握するためにはバイタルの内容を理解することが重要となってきます。 その上で…
今からだいたい3年前、20代が終わり30歳になる寸前に僕は「虫垂炎」になり入院しました。 当時、理学療法士養成校に通学中で、仕事と学校でハードな生活でした。そんな状況で、なんとか勉強についていっている中での「入院」。 仕事を休むのも恐怖でしたし…
はてなブログを無料版で始めてもうすぐ3ヵ月経とうとしていますので、現在までのアクセス状況と運営についてまとめてみます。 1ヵ月目 2ヵ月目 3か月目 まとめ 1ヵ月目 まず本ブログを開始するにあたり、テーマとブログタイトルを決めました。 テーマは、柔…
柔道整復師の業界は先が見えないので不安という声をよく聞きます。 しかも雇われていれば労働環境は過酷です。 柔道整復師にやっとなったのに、自分が思い描いていた業務ができない。日々流されていくうちに漠然とした不安は大きくなり、辛くなり次第にやめ…
僕は18歳で柔道整復師の学校に入学しました。 情けないのですが、じつは高校生までほとんど勉強をしてこなかったためにノートの取り方もわからないような状態でした。 その状態で入学してみると、勉強には全くついていけません。 なにしろ勉強する癖がないの…
筋の知識は運動器の障害を考えるときに必ず必要になります。 理学療法士、柔道整復師、鍼灸師ともに養成校ではかなりの時間をかけて学習します。 臨床ではその基礎知識をもとにさらに掘り下げていかなければいけません。 今回は復習を兼ねて、筋の基礎知識に…
頭部外傷は、交通事故や転倒などで、頭を打った時に起こります。 頭部外傷といっても重症度は様々で、頭蓋骨が骨折する場合もあれば、脳から出血するものまであります。 また、骨折や出血などの重度なものだけではなく、話題になった「脳震盪」も頭部外傷の…
「人工呼吸器」ってどんなものをいうのでしょうか? 人工呼吸器=レスピレーターともいいます。 僕はいまいち人工呼吸器ってどんなものか、はっきり分かりませんでした。 人工呼吸ってマスクみたいなものをつけるやつ?気管挿管とかは?いろいろ疑問がありま…
脳卒中といえば麻痺のイメージがあると思います。 しかし、じつはそれだけではありません。脳卒中では病態によって様々な症状が現れます。 そのため、リハビリを進めるためには、まず脳卒中の病態を理解して、患者さんの状態を把握することが重要です。 今回…