リハログ

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はじめまして。yusukeです。柔道整復師/鍼灸師/理学療法士 3つの資格を取得。各種養成校の学生向けに「リハログ」を運営しています。30代一児の父として頑張っています。

本気で砂場遊び!砂山づくりとトンネルの掘り方。

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こんにちはyusukeです。

 

今日は、息子と砂場で遊んできました。

そこで「よし砂山を作ろう!」と思ったんですが、なかなか大きくできません!

トンネルを掘っても崩れてしまいます。

正直、砂山なめてました。

 

なので、どうやって大きくしようか真剣に考えてみました(笑)

 

どうやって大きくするのか

砂山は上から砂を盛っていくと大きくなるもんだと思っていました。

 

しかし、ある程度大きくはなるのですが、途中からほとんど周りにこぼれてしまい高さがあまり変わらなくなってきます。

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それを繰り返すうちに、あることに気づきました!

「周りを掘ればいいんだ!」

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上に盛るのではなく、周りを掘ることで結果的に山は大きくなります。

その方法に変えてからどんどん山を大きくすることができました。

 

大きくなると息子が「基地だ!」といって喜んでくれたので、二人でどんどん周りを掘って山を大きくしました。

 

使用したスコップはこんな感じのやつです笑

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トンネルを開通させたい

もともとトンネルつきの山を作ろうと思っていました。

なので山が大きい必要があったのです。

 

山が小さいままでトンネルを掘ってみると、周りの耐久性が足りず見事に崩れてしまいました。

 

そこで、先ほどの「周りを掘る」という作戦で山を大きくしていきました。

そしてもう一度トンネルをほってみました。

 

するとやはり崩れにくくなっています。

トンネルも真っすぐではなく、やや下方向に掘っていきました。

子供の時は犬かきみたいにして、手でほっていたな~と思い出しながら掘りました。

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そしてある程度掘ったら、次は開通させたい反対側から掘っていき、トンネルを開通させました。

 

壊す方が楽しい

しかし、途中では何度も試練がありました。

息子と「基地を作っている」という設定で山を作っていたため、壊して遊んだり、トンネルに砂を入れてみたりして、基地が敵に攻められていることを再現する必要があったのです。

 

トンネルを開通させるということより、息子はそっちのほうが楽しそうでした。

親の方が熱中するという恥ずかしい状態です。

 

しかし、息子とわいわいやっていると結構楽しかったです。

途中で砂が目に入ったり、頭にかかったりして大変でしたけど。

 

まとめ

息子は3歳半ってとこなのですが、まだ何かを完成させるというより「壊す」方が楽しいみたいです。

最近の発見は、息子の喜ぶキーワードは「基地」「壊す」だということです。

スターウォーズが好きなので、その影響かな?

 

今度は山の周りに水を貯めたりいろいろやってみようかな。

 

 

 

【新卒】理学療法士の就職先について。就活って何から考えたらいいの?

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就職って当たり前ですけど、かなり大事ですよね。

でも理学療法士の養成校では、最終学年まで具体的な就職の状況がわからなかったりします。

 

また、大学では就職説明会があったりしますが、専門学校ではない場合も多いです。

そのため、いざ就職活動となっても具体的な情報がなく、見学するにもどこから行けばいいのか迷うことが多いです。

 

例えば

・病院や施設ごとの特徴がわからない

・病院や施設を知らないために選択肢がない

・どんな条件が相場なのかわからない

・自分の適正がわからない

・病院や施設は何を基準に選考しているのかわからない

・・・など、基本的なことがわからなすぎて、そもそも選択肢が思いつかない状態です。

 

よく実習で行きたい方向性が決まると言われます。

しかし、急性期、回復期、維持期といった病期別の特徴や、中枢疾患、整形外科などの分野は概ね決まっても、具体的にどういう所に行きたいのかまではなかなか決められません。

 

そのため、多くは学校にくる求人や、実習先への就職などで決める場合が多いと思います。

 

しかし、もっと早くにどんな選択肢があるのか知って動きだせば、より自分に合った就職先を探せます。

 

今回は、自分の経験の範囲になりますが、就職の実際をまとめます。

 

就職活動は複数同時に行えない

じつは就職活動は複数同時に行えないというルールがあることが多いです。

例えば一つの病院を受けると決めたらその結果がでるまで、他は受けられません。

 

理学療法士の採用枠は少ない場合が多く、予備に採用することが難しいため、辞退すれば応募した本人だけでなく養成校の信用に関わってしまいます。

そのため多くの学校では就職活動は複数施設を同時進行で進められません。

 

なので就職活動で応募できる数は限られます。

 

大学では早い時期に就職活動をしますが、専門学校では遅い場合も多く、より少なくなります。多くても5施設程度です。

だいたい2、3施設落ちてくるともう希望の就職先に応募することは難しくなり、落ちにくいところを受けることになってきます。

 

また、募集時期は重なる傾向があり、受けたい病院が同時に募集していた場合、一つに絞らないといけません。

そもそも受けたい病院が募集するとも限らないため、自分の求める条件とともに妥協する必要はありませんが落としどころは決めておかなければなりません。

 

そのため、「この条件だけは絶対譲れない」というものを決めておく必要があります。

 

譲れない条件を決めておく

この譲れない条件をどこで決めるかというと、実習だと思います。

実習では、現場の様々なことに触れられます。

病院ごとの人間関係や患者さんの層、理学療法士の生活リズムなど具体的なことが見えてきます。

 

目標となるような先生との出会いがあり、その先生の助言で方向性が決まる場合も少なくありません。また、待遇面の実際などを相談できる場合もあります。

 

就職活動を経験している先輩方は、自分だけでなくクラスのメンバーの就職活動も見てきているので多くの情報を持っています。

そのため相談に乗ってもらえる機会があれば、自分の適性を見つけてもらえるかもしれません。また、同じことが養成校の教員でも言えます。

 

自分で譲れない条件が決められなければ、信頼できる先輩に相談してみるのも一つです。

 

成績は大事

どんな施設に就職するとしても学内の成績は大事です。就職活動では多くの場合、成績証明書の提出があります。

 

これは成績によって、その人の国家試験合格の可能性を判断するためです。

じつは成績が悪いと、国家試験に落ちるかもしれないと判断されるため不利になります。 

 

先ほど書いたように、理学療法士では採用人数の少なさから予備の募集はしない傾向にあります。そのため、内定者が国家試験に落ちると不採用になるため、再度募集をかけなければいけません。

 

そうなると、コストも労力もかかってしまうため、落ちない人を取りたいのは当たり前となってきます。

 

公的な病院や大きな法人などになれば、その傾向は顕著です。優秀な人材も集まりやすいため、成績がいいのは前提条件のようなものになってしまいます。

 

成績がある程度ないと、募集人数を越える応募があるような施設は厳しくなります。

 

とはいえ成績が厳しくても、自分の条件をしっかり絞ればそれを満たす施設はあります。

しかし、給料も経験もネームバリューもといくつも条件を満たしたい場合は、成績は最低限必要になってきます。

 

年齢もみられる

僕自身もそうでしたが、年齢はマイナス要素になってしまいます。

若い方が有利なのは事実です。

 

しかし、それでも希望の就職先に行く人も多くいますので、努力次第です。

年齢のハンディがある分、就職先を選ぶためにできるだけ他の条件は有利になるよう努力しておく必要があります。

 

例えば成績だけではなく、面接や筆記試験対策など、他の評価対象についてのクオリティを出来るだけ上げておくのが望ましいと思います。

 

また、就職先を紹介してもらえることもある業界なので、まじめに熱心に普段から取り組んでおくことも大切かもしれません。

 

人と比べる必要はない

個人によって価値観が全然違うので人と比べる必要は全くありません。逆に人に流されて後悔するパターンも少なくありません。

 

ネームバリューがある病院に価値を感じる人もいれば、給料の高さに価値を感じる人もいますし、公務員待遇を目指す人もいます。病院にこだわる人もいれば、老健に絞って探す人もいます。

 

大きな病院に内定すれば、すごいねと言われるようなこともありますが、全く関係ありません。

もともと目指しているものがそれぞれ違うので、自分が譲れない条件をしっかり決めて、それが手に入る職場を探すことが一番後悔が少ないと思います。

 

ネームバリューのある病院に入ったら、毎日思った以上に帰りも遅くて厳しくついていけなかったり、給料が高い病院にいったら人間関係がきつすぎて続かなかったり、入ってみないと本当の条件はわかりません。

 

そんな時に後悔しないよう、自分の意志で決めることが重要です。

 

公的病院は狭き門なのは事実

公的病院が特別にすごいというわけではありません。

しかし、公的な病院でしか経験できないことがあるのは事実です。そのため目指す人も多く、優秀な人が集まるということも実際にあります。

 

公的病院とは、大学病院や医療センター、市民病院など公務員待遇かそれに準ずるようなところです。

近年では、公務員待遇といっても昇級が厳しいところもあり、待遇面を重視して受けるのであれば事前にしっかり調べておく必要があります。

 

しかし、それよりもメリットなのは、難病などなかなか経験できない症例が集まるということや、三次救急のように重症患者の救命を目的とした病院などがあり、貴重な経験を積めるというところです。

 

ただし、こういったところには国立大学出身の学生や成績優秀者など意識の高い人が集まりやすい傾向になります。また、ある特定の学校と関係している場合もあり、なかなか厳しい現実があります。

 

若くて優秀な人がくるので、年齢もハンディになります。また、一般教養試験を課せられる場合もあり、準備も必要になる場合もあります。

 

もし目指すのであれば、事前に調べて準備しておくことが重要となります。

 

どこにいっても結局は自分次第

環境はたしかに大事です。しかし、結局は自分次第ではないでしょうか。

 

いかに優れた環境でも、学校のように手とり足とり教えてくれません。社会に出れば自分から動かないと何も得られません。

例えば、もし職場にその環境がなくても、外部に環境は求められます。

 

たしかに、教育の一環として課題を提示してくれる職場も存在します。

勉強しなければいけない環境はメリットでもありますが、強制されないとできない時点で、おそらくその環境は苦痛になると思います。

逆に強制されても苦痛じゃない場合は、他にいっても自分で頑張れる人だと思います。

そう考えたら、どこへいっても自分次第でスキルアップは可能であると思います。

 

教育体制が整っていることを条件に挙げる人も多いですが、もしかしたらそれは自分次第でなんとかなるのかもしれません。

しかし、誰しもが一人でやる続けられるわけではありません。

そう考えると、ある程度の教育体制があることはメリットであるのも事実です。

 

まとめ

情報が少ない中で応募する施設を決めなければならないので、譲れない条件をまず考えてみてください。

 

わからなければ、養成校の先生や実習先の先生など先輩理学療法士に助言をもらうと自分の適性が見えてくるかもしれません。

後悔だけはないようにして、最終的には入ってみないとわからないのでそれを想定して決めることをお勧めします。

 

養成校の先輩が務めているなど、内部情報がわかれば一番不安がありません。

迷うと思いますが、後悔しないために「譲れない条件」についてぜひ考えてみてください。

【理学療法士】国家試験受験手続まとめ。自分で手続きする場合どうするの?

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国家試験受験の手続きは養成校で案内があり、学内で作成する場合がほとんどです。そのため改めて調べることはほとんどないと思います。

 

あるとしたら再受験時など自分で申請する場合です。

なのでこの記事の需要はあまりないかもしれませんが、誰かの役に立つことを願って書いてみます。

 

今回は、理学療法士なら誰しも一度は行っている国家試験の受験手続についてまとめます。 

 

この記事は正確な内容の記載に努めますが、内容を保証するものではありません。自己責任で閲覧し、詳細な内容は以下のHPを参照してください。

www.mhlw.go.jp

 

 

受験手続に必要な書類は?

①受験願書

②受験写真用台紙(および写真)

③返信用封筒

④卒業証明書または卒業見込み証明書

 

以上の4点を提出する必要があります。

また、正確な記載をするために、戸籍抄本(戸籍謄本)も事前に用意しておくことが望ましいです。

 

受験願書

この書類は戸籍抄本(戸籍謄本)に記載されている文字を正確に転記しないといけません。そのため、戸籍謄本をあらかじめ手に入れておくことが望ましいです。

厚生労働省に提出する書類であるため、正確な情報を記載する必要があります。

 

また、受験手数料はこの用紙に収入印紙10100円分を添付することにより納付します。

収入印紙は郵便局で手に入れることができます。

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参考:理学療法士国家試験の施行|厚生労働省

 

受験写真用台紙(および写真)

写真を添付する台紙になります。

写真については、事前に用意しておく必要があります。

 

写真のサイズは縦6cm×横4cmです。このサイズは近所の写真屋さんで撮影できます。

また、6か月以内のものとの指定があります。

 

写真は受験写真用台紙の写真添付欄に貼り付けます。

 

卒業学校番号については学校に問い合わせる必要があります。

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参考:理学療法士国家試験の施行|厚生労働省

 

返信用封筒

縦23.5センチメートル、横12センチメートルのもので、表面に、郵便番号及び宛先を記載し、522円の郵便切手を貼り付け、書類の表示をすること。

参考:理学療法士国家試験の施行|厚生労働省

HPに以上の指定があります。

調べてみたところ、「長3封筒」というサイズになるようです。

詳しくはHPを参照してください。

 

卒業証明書または卒業見込み証明書

これについては、養成校で手に入れることができます。

各養成校の事務に問い合わせれば案内してくれます。

 

書類はどうやって手に入れるの?

基本的には、受験願書など受験手続きに必要な書類は養成校でもらえます。

 

また自分で手に入れる場合は、「理学療法士国家試験運営本部事務所」または「厚生労働省医政局医事課試験免許室」宛に請求することで手に入ります。

 

具体的な所在地など詳細はHPを参照してください。

理学療法士国家試験の施行|厚生労働省

 

提出先は?

提出先は「国家試験運営臨時事務所」です。

 

都道府県ごとの具体的な所在地はHPで確認してください。

理学療法士国家試験の施行|厚生労働省

 

郵送する場合は、書留郵便で送ることが指定されています。

また、国家試験運営臨時事務所に出向き、直接提出することも可能です。

 

ただし、提出期間が1ヵ月間もないため、注意する必要があります。

提出期間については事前によく調べておく必要があります。

 

ちなみに第53回国家試験では、平成29年12月15日から平成30年1月5日までが提出期間でした。

 

まとめ

概ね以上のような流れになります。

詳しくは必ず厚生労働省のHPで確認し、手続きを行ってください。

 

参考:理学療法士国家試験の施行|厚生労働省

柔道整復師が鍼灸師の学校にいってみた。ダブルライセンスってどう?

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僕は最初に柔道整復師の養成校を卒業して、鍼灸の養成校に行きました。

今回は、柔道整復師からの目線になりますが、鍼灸の学校の話とダブルライセンス(柔道整復師鍼灸師)について書きます。

 

ただし養成校の経験談に関しては、7年以上前の情報になります。その点はご了承ください。

 

 

柔道整復師出身者は多い?

入学してクラスを見渡すと、新卒の人以外では何かしらの資格を持っている人が多かったです。

中でも柔道整復師は多かったのですが、柔道整復師の養成課程を持っている学校に入学したためだったのかもしれません。

 

しかし、当時でも柔道整復師鍼灸師のダブルライセンスはあまり珍しくなくなってきていました。

 

僕のクラスではその他に、リハビリ職種、看護師、介護福祉士エステティシャン、スポーツトレーナーがいました。

意外と看護師さんが数名いたのを覚えています。

 

勉強の難易度は?

解剖学・生理学といった基礎科目は、柔道整復師と同じ内容です。

鍼灸の基礎科目は柔道整復師理学療法士と比べ比較的易しい傾向がありました。

 

柔道整復師と同じく鍼灸師専用のテキストがあり、その範囲で国家試験も問われています。

また、他にも内科や整形外科を含む臨床医学や、リハビリテーション医学、衛生学、病理学などは柔道整復師と内容が重複しています。

 

そのため重複している科目ではあまり苦労することはありませんでした。ただし東洋医学系の科目では全く予備知識がないため、それなりに勉強が必要でした。

 

なので、この東洋医学の科目が好きかどうかで難易度は変わると思います。

 

どんな科目があるかというと、まず経穴(正穴)361穴の位置と、そこにある神経や筋肉などを覚えます。

これは筋肉の起始停止・作用・支配神経を覚えるのと同程度かそれ以上くらいのボリュームがあります。

 

他には東洋医学の概念について学んだり、鍼灸におけるエビテンスの基礎や道具の詳細、疾患別の配穴などを勉強します。

 

これらの科目が独特で、エビデンスベースではなく、古典をベースとした内容なので好き嫌いがかなり分かれます。

柔道整復師は、整形外科的な内容を基礎とした資格のため、この医療とは離れた独自の考え方に疑問を持ってしまう人も多かったです。

また、逆にその神秘性に魅力を感じ東洋医学にのめり込む人もいました。

 

最近では養成校に通う生徒の学力低下が問題になっているようですが、当時はまじめな方が多くそこまで感じませんでした。

ただし、一年目に鍼灸の世界が肌に合わずやめていく人は数名いました。

 

留年は少ない?

これは学校ごとに違いがあると思うので、一概には言えませんが、僕のクラスの場合は留年する人はいませんでした。再試験(有料)があり、それで救済されていました。

 

そのため勉強をあまりしていない人は、卒業まではいけるのですが、国家試験で苦労することになります。

 

今年の第26回国家試験は「はり師57.7%」「きゅう師62.5%」とかなり下がりました。以前は70%代だった試験も、近年では合格率はかなり下がっています。

 

これは問題が難しくなったのか、学生の質が落ちたのか、既卒者の受験が厳しいのか理由ははっきりしませんが、留年が無いことも一因だと思います。

 

鍼灸の養成校は学生を集めるのが大変だとよく聞きます。当時でも生徒が集まらずクラスの数が縮小されるなんてことも目にしました。

その現状を考えると、現在でもおそらくあまり留年自体は無いと思います。

 

開業志向の人が多い

新卒より有資格者でその傾向が強ったのですが、開業を目標にしている人が多かったです。

純粋な鍼灸院としての開業や、すでに持っている資格の補助あるいは副業としての開業などを考えてる人もいました。

雇われることを最終目標にしている人はほぼいませんでした。

 

雇われるなら他の資格の方が待遇がいいですし、それでも鍼灸でやっていきたいという人が目指していたように思います。

 

そのため僕のクラスでは一生懸命学業に取り組んでいる人が多い印象があります。

近年学力が低下していると聞きますが、鍼灸師の現状があまり認知されていないのでしょうか?

 

働きながら通える?

働きながら3年間通えます。また、クラスでも働いてる人が多かったです。

特に柔道整復師であれば学業にはやや余裕が出るため、働きながらでも通いやすいと思います。

その点は一応学校に問い合わせた方がいいですが、それほど心配はいりません。

また、最終的には奨学金を借りるという方法もあり学費はなんとかなる場合が多いです。

 

ダブルライセンスってどう?

柔道整復師鍼灸師の組み合わせは、現在ではかなり多くなっています。

 

これは、柔道整復師が急性の外傷に保険適応ができることに対し、鍼灸師では医師の同意があれば慢性の疾患に保険適応ができるため業務範囲がバッティングしていないため相性がいいからです。

 

しかし、鍼灸の保険を適応することは医師の同意がいるため現状ハードルが高く、柔道整復師の保険もその適用範囲が限られており、診療報酬も以前より削減されているため保険に頼らず自費での施術を中心としている鍼灸整骨院が多くなりました。

 

そうなると鍼灸の資格は非常にメリットがあります。

また、スポーツの分野で活躍したい場合も鍼灸は注目されており、武器になります。

 

ただしそれは開業する場合に限ります。

近年ではダブルライセンスを持っている人が珍しくなくなり、鍼灸整骨院の現状も厳しいため、雇われる場合は二つの資格を取るほどメリットはありません。

それほど待遇がいいわけでもないからです。

 

そのため明確な目標がなく、なんとなく2つの資格をとると、投資した額に対して資格のメリットは得られない可能性があり、現在ではリスクも考えて取得しないといけません。

 

 まとめ

柔道整復師から鍼灸師をとる場合比較的容易だといえます。

また、鍼灸師から柔道整復師を目指す場合も同様です。

 

しかし、両方の資格の現状を考えるとダブルライセンスに必ずしもメリットがあるとはいえません。

これから目指す人はリスクも考慮して、しっかり目標を見据えて取得する必要があるかもしれません。

 

 

 

【理学療法士】臨床実習が辛いのはなぜ?バイザーとうまくいかない理由

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理学療法士の臨床実習は厳しいとよく耳にします。しかし、実際どんなことで辛くなるのでしょうか?

自分自身が経験した範囲ですが、辛くなりそうなポイントについてまとめてみます。

 

期間が長いため疲労する

臨床実習は2ヵ月程度の長期の実習です。人によってはその期間を遠方の実習地で過ごすことになります。

いずれにしろ今まで慣れ親しんだ学校での生活ではなく、慣れない環境で2ヶ月過ごさなければなりません。

人間関係も新しく構築する必要があり特に最初は大変です。

 

しかも実習では課題が毎日ある場合が多いです。

朝から夕方ないし晩まで実習して、その後は深夜まで課題をするという生活が続きます。

そのため疲労がたまっていきます。

 

いくら実習地との相性がよくても、誰しも多少なりともしんどい経験をするものではないかと思います。

 

人間関係で悩む

実習で悩むといえば、人間関係の悩みが最も多いのではないでしょうか。

人間関係の悩みを抱えた場合、勉強どころではなくなり、かなり消耗してしまいます。

 

バイザーは多くの場合、指導者として接してくださいますがやはり人です。その精神状態にも変化があります。

また2ヵ月間という期間を常に一緒に過ごす場合は、倦怠期とまではいきませんが多少人間関係に波があります。

 

また、バイザーは常に自分の勤務中に学生に関わってくれています。そもそも指導することは仕事の中心ではありません。

そのためバイザーは「自分の仕事」と「学生への指導」を両立しなければいけない状況です。そして、この2つの配分はバイザーの性格だけではなく、環境によっても左右されてしまいます。

加えて、バイザーが指導することに慣れているかもどうかも影響します。

 

学生は実習にすべてをかけますが、バイザーは仕事があり指導にすべてをかけられるわけではありません。

 

実習はたしかに実習地の状況やバイザーとの相性といった面で、当たり外れという要素がありますが、トラブルがあった場合、多くは学生側に問題があることも事実です。

 

実習において最も重要なことは、学生が自分の立場をわきまえた態度をとれているかだと思います。

 

もし、人間関係でトラブルになったとしても、鬼バイザーにあたってしまったと思わずに、まず学生の方がバイザーの状況に配慮できているか、自分勝手になっていないかという視点で考えていかないと改善の糸口はみえません。

 

こちらから相談すれば、バイザーもかつて実習を乗り越えてきているので、気持ちをわかってくれる場合が多いです。

 

もう一つ人間関係でよくあるケースが、スーパーバイザーとサブバイザーで連携があまりとれていないというパターンです。

それぞれの指導内容が食い違うと、どちらに合わせていいかわからなくなり大変だということもよく耳にします。

 

これについては学生の立場で改善が難しい場合があるので、養成校の担当教員に相談してもいいかもしれません。

 

課題の量で悩む

課題の量は実習先によって違います。なので人間関係の次に大変なのが課題ではないでしょうか?

 

しかし、多くの場合、学力は問題になりません。

 

実習での課題の難しさは、学校のように「課題内容をはっきりと伝えてもらえるわけではない」ところです。

たとえ量をこなしたとしてもバイザーが意図した内容でなければ、学生が自分勝手な事をしているようにしか映りません。

 

多くの先生は努力してほしいのではなく、学んでほしいと望んでいます。

その意図を汲めないと、関係もどんどん悪化します。

 

この原因は大抵の場合、コミュニケーション不足です。

よく問題となるのは、バイザーが言っていることを理解せずに返事だけしてしまうケースです。

自分では理解しているつもりでも、実は全く違ったということがよくあります。

 

できれば帰るまでに、自分が今日やろうとしている課題内容をもう一度バイザーに確認するのが無難です。

間違えた認識で課題をこなしても全くプラスにならず、むしろマイナスになる場合があるので、ちょっとでも曖昧な時は確認したほうがいいと思います。

 

バイザーの意図とずれたことをして量をこなすよりは、意図に沿ったことを中途半端にでもこなした方が遥かにましです。

 

まとめ

今回は「実習期間」「人間関係」「課題」という3点で臨床実習の辛さをまとめてみました。

実習中の悩みの大半はバイザーとの関係性がうまくいかないことに起因します。

今回はよくあるケースについて書いてみました。

 

もし悩んでしまったら養成校の先生やクラスメイトに相談することが大切です。

悩んでいるときは、なかなか客観的に捉えられないので他者に話を聞いてもらうのが一番です。

 

ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、このような悩みさえなければ、実習はとても楽しいものです。

今までやってきた座学が臨床と結びつき、感動することもよくあります。

また自身の目標となるような先生との出会いがあったり、自分が学びたい分野が見つかったりもします。

 

人間関係が良好であれば、かなりいい経験を積むことができるのも事実です。

 

これから実習に行かれる方は、よければ参考にして下さい。いい実習になることをお祈りしています。

【柔道整復師】みなしPT(運動器リハビリテーションセラピスト)とは?

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柔道整復師の働き方の一つに、整形外科クリニックなどの医療機関でのリハビリ業務があります。

その場合、柔道整復師の資格では全く保険点数に関わることができません。

 

しかし、日本運動器学会が認定する「運動器リハビリテーションセラピスト(通称:みなしPT)」という資格を取得することで一部保険点数に関われるようになります。

 

今回は、この「みなしPT」についてまとめます。

 

順を追って説明しますが、詳しくは以下のHPの資格取得研修会開催情報のところを参照してください。

日本運動器科学会

 

どんな条件があるの?

まず、「日本整形外科学会専門医」が所属している医療機関に勤務していることが前提になります。

そしてその勤務先で、運動器のリハビリテーションに従事している看護師、准看護師あん摩マッサージ指圧師柔道整復師が応募の対象となります。

医療機関につき3名までと、応募人数も制限があります。

 

また注意したいことは、この資格は取得した時に勤めていた医療機関に所属していなければ無効となってしまいます。   

 つまり転職などで職場が変わった場合、資格は無くなります。 

 

「職場が変われば受けなおす必要がある」ということに注意しなければいけません。

 

どんなことができるの?

できることが増えるというより、保険点数に関われるようになることで、勤務先での待遇面が良くなる可能性があります。

メリットは利益を上げられる立場になるということです。

 

ただし、医師と理学療法士の指示・監督の下にという条件があり、みなしPTは理学療法士と名乗ることはできません。

 

試験は難しいの?

試験に関しては講義に参加して、その講義が終了する際に試験が実施されるという形です。

講義内容をしっかり聞いていればほぼ合格できる試験といわれています。

 

ただし、この資格は5年ごとに更新する必要があり、単位の取得や症例報告をする必要があります。

一度取得すれば永続的に保持できるわけではないことに注意が必要です。

 

まとめ

介護保険領域の「機能訓練指導員」は試験は必要ありませんが、「みなしPT」では試験を受ける必要があります。

しかし、医療保険領域で働く場合はこのみなしPTがあれば有利となります。

 

職場に取得できる環境があれば積極的に取得することをおすすめします。

 

 参考:日本運動器科学会

 

機能訓練指導員とは?鍼灸師も今年(平成30年)から参入決定!その条件は?

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今回は、デイサービスなどの福祉施設で配置されている、機能訓練指導員についてまとめてみました。

機能訓練とは何でしょうか?

 

機能訓練指導員とは?

機能訓練指導員とは資格の名前ではありません。

介護保険領域における役割に名前がついているだけです。定められた資格者であれば、この役割を果たすことができます。

 

なのでこの機能訓練指導員という役割はすでに資格を得ている人のみ従事できます。その資格とは、リハビリ専門職(PT、OT、ST)、看護師または准看護師柔道整復師あん摩マッサージ指圧師のうちのいずれかになります。

デイサービスや特別養護老人ホームショートステイなどでは機能訓練指導員を一名配置することが決まっています。

 

何をするポジションかというと、機能訓練計画表を作成してそれに沿って機能訓練を行います。

病院やデイケア(通所リハビリ)でのリハビリと近いものになります。

 

機能訓練とは要は介護保険領域での、リハビリのことです。

 

リハビリと機能訓練の違いは?

大きな違いとしては、リハビリは「医療保険の領域」、機能訓練は「介護保険の領域」で使われる言葉だということです。

 

内容はほぼ同じで、他職種からも正直違いを認識されていないのが現状です。

ただし、機能訓練指導員はリハビリ専門職以外でも従事できるため、その質はバラバラです。

また、この機能訓練には個別機能訓練ⅠとⅡの二つがあり、じつはⅠでは介護職員が実施できるということもあり、施設によっては機能訓練指導員による直接的な訓練は行われない場合もあります。 

 

やはりリハビリとしては、リハビリ専門職が実施するのとそうでないものとはかなりの違いがあります。

 

とはいえ、リハビリ専門職が機能訓練を実施している施設もあるため、内容は施設ごとにかなり違うといえます。

 

その点、医療施設のリハビリはある程度の質が確保されていると言えます。

 

鍼灸師も今年(平成30年)から機能訓練指導員に

鍼灸師には嬉しいニュースです。

今年(平成30年)から鍼灸師も機能訓練指導員としての業務が可能となりました。

 

厚生労働省鍼灸師(はり師、きゅう師)も機能訓練指導員として認めることを正式決定しました。平成30年4月1日から施行されます。

今回決定に至った理由は機能訓練指導員の量を確保するためです。

ただし条件があり、鍼灸師以外の機能訓練指導員がいる施設に6か月以上勤務して、機能訓練業務に従事した経験のあるものとのことです。

参考:《 2018年度 介護報酬改定 》デイサービスや特養の機能訓練指導員、はり・きゅう師でも可能に 正式決定

 

まとめ

機能訓練指導員は柔道整復師鍼灸師介護保険領域で働ける唯一の道となります。

整骨院鍼灸院とは業務は大きく異なりますが、やりがいのある仕事です。

 

しかし、求められる専門性の違いから、かなり勉強しないと厳しい側面もあります。

機能訓練指導員となる場合、まず他職種に自分の役割を認めてもらうことが必要な場合も多々あります。

他職種と働くことが比較的少ない柔道整復師鍼灸師ではこの点で苦労する場合もあります。

 

リハビリはいろいろな職種が関わる分野になりつつあります。

これからは職種ごとに何ができるのか専門性をしっかり持たないと厳しい時代かもしれません。