リハビリ(理学療法)
リハビリを実施する際、バイタルサインの確認は重要となります。 介入できるかの判断材料にしたり、運動時の負荷量が適切か確認するなど毎日の臨床で必ず測定する場面がでてきます。 今回は自身の勉強のために血圧測定の基本をまとめてみます。 血圧 血圧を…
「代謝」ってよく聞く言葉ですが、リハビリではどのような場面で関わってくるのでしょうか。 今回は運動時の代謝について、整理してみます。 代謝とは? 代謝はどこで行われるの? 嫌気性代謝と好気性代謝とは? 嫌気性代謝と好気性代謝は行われる場所も違う…
リハビリを実施する際、バイタルサインの確認は重要になります。 介入できるかどうかの判断材料にしたり、運動時の負荷量が適切か確認するなど毎日の臨床で必ず測定する場面が出てきます。 しかし、測定した数値から心肺の状況を判断することはなかなか難し…
回復期病棟に入棟される患者さんの状態は千差万別です。 それこそ歩行がスイスイできる人から寝たきりの人まで様々です。 このような回復期病棟においてセラピストに求められるのは、「現状の能力の把握」とそれに基づいた「ADLの設定」です。 誰に求められ…
よく「もみもみセラピスト」なんて比喩されますが、リラクゼーションやストレッチは重要な治療手段です。目的があれば、これらの手技はとても効果があります。 ただの慰安として医療の場面で行われることが問題視されていますが、その重要性を再度臨床で感じ…
物理療法はセラピストにとって、ごく一般的な治療手段の一つです。しかし、その効果を有効に使えていないこともよく見受けられます。 今回は物理療法機器の中でもよく使われるものを中心にまとめます。 物理療法機器の効果って? 主に慢性期に適している マ…
歩行周期は理学療法士であれば必修で、柔道整復師、鍼灸師でもリハビリテーション医学で一部学習すると思います。 しかし、臨床で活用するためには暗記する項目が多く、なかなか理解が難しい分野だと思います。 そこで今回は理解の助けになることを祈って要…
今回は柔道整復師と理学療法士の2つの資格で仕事をしてみて感じたことをもとに、両資格の特徴を書いてみます。 この2つの資格は一般的に似ていると言われていますが、全く専門が違います。 業務はたしかに一部重なりますが、目的が違うのです。 今回、簡単…
ターミナルスタンスとは フォアフットロッカー(forefoot rocker)機能とは ターミナルスタンスの役割 なぜTstではこの肢位をとるのか まとめ ターミナルスタンスとは ターミナルスタンス(以下Tst)とは、ミッドスタンス(以下Mst)の後に起こり、股関節伸…
ミッドスタンスとは アンクルロッカー(ankle rocker)機能とは ミッドスタンスの役割 なぜMstではこの肢位をとるのか まとめ ミッドスタンスとは ミッドスタンス(以下Mst)とは、ローディングレスポンス(以下LR)の後に起こり、膝関節・股関節が鉛直配列…
ローディングレスポンスとは ヒールロッカー(heelrocker)機能とは ローディングレスポンスの役割 ダブルニーアクション(二重膝作用)とは なぜLRではこの肢位をとるのか まとめ ローディングレスポンスとは ローディングレスポンス(以下LR)とは、イニシ…
イニシャルコンタクトとは イニシャルコンタクト(以下IC)とは、歩行の最初に踵が地面に接する場面を言います。 つまりICとは歩くために振り出した足が地面に「初期接地(イニシャルコンタクト)する瞬間」ということです。 歩行観察では、ここを歩行周期の…
脳梗塞の急性期ではリスク管理がまず重要になります。 特に超急性期では多くの患者さんでは意識障害があり、コミュニケーションが十分にとれません。 その中で、患者さん状態を把握するためにはバイタルの内容を理解することが重要となってきます。 その上で…
筋の知識は運動器の障害を考えるときに必ず必要になります。 理学療法士、柔道整復師、鍼灸師ともに養成校ではかなりの時間をかけて学習します。 臨床ではその基礎知識をもとにさらに掘り下げていかなければいけません。 今回は復習を兼ねて、筋の基礎知識に…
頭部外傷は、交通事故や転倒などで、頭を打った時に起こります。 頭部外傷といっても重症度は様々で、頭蓋骨が骨折する場合もあれば、脳から出血するものまであります。 また、骨折や出血などの重度なものだけではなく、話題になった「脳震盪」も頭部外傷の…
「人工呼吸器」ってどんなものをいうのでしょうか? 人工呼吸器=レスピレーターともいいます。 僕はいまいち人工呼吸器ってどんなものか、はっきり分かりませんでした。 人工呼吸ってマスクみたいなものをつけるやつ?気管挿管とかは?いろいろ疑問がありま…
脳卒中といえば麻痺のイメージがあると思います。 しかし、じつはそれだけではありません。脳卒中では病態によって様々な症状が現れます。 そのため、リハビリを進めるためには、まず脳卒中の病態を理解して、患者さんの状態を把握することが重要です。 今回…
就職って当たり前ですけど、かなり大事ですよね。 でも理学療法士の養成校では、最終学年まで具体的な就職の状況がわからなかったりします。 また、大学では就職説明会があったりしますが、専門学校ではない場合も多いです。 そのため、いざ就職活動となって…
国家試験受験の手続きは養成校で案内があり、学内で作成する場合がほとんどです。そのため改めて調べることはほとんどないと思います。 あるとしたら再受験時など自分で申請する場合です。 なのでこの記事の需要はあまりないかもしれませんが、誰かの役に立…
理学療法士の臨床実習は厳しいとよく耳にします。しかし、実際どんなことで辛くなるのでしょうか? 自分自身が経験した範囲ですが、辛くなりそうなポイントについてまとめてみます。 期間が長いため疲労する 人間関係で悩む 課題の量で悩む まとめ 期間が長…
僕は社会人入試で理学療法士養成校に入学しました。 大学では少ないかもしれないですが、専門学校では社会人入試組ってけっこういます。 社会人経験者は、それぞれいろんな背景を持って入学しています。学業以外にも戦うことがいっぱいです。 今回は、あえて…
理学療法士、柔道整復師、鍼灸師などの養成校では解剖学を学びます。 そのため「筋肉の暗記」は必ずしなければいけません。国家試験でも問われます。 この筋肉の暗記とは、起始・停止・作用・支配神経のことです。 一つ一つの筋にこれらがあります。 最初は…
臨床実習では遠方の実習先に当たる人も少なくありません。僕も一度遠方の実習先にいかせてもらいました。 臨床実習では2ヵ月という長期間の滞在になるため、持って行くものも多くなります。 今回は参考までにどんなものを持って行ったかまとめてみます。 ど…
実習先に電話をするのは緊張しますよね。 電話に慣れてなかったら尚更です。 特に評価実習では、初めて実習先に自分で電話をすることになったという人も多いのではないでしょうか? 今回は実習先への電話でポイントとなる「用意するもの」「電話をかけるタイ…
理学療法プロセス(PTプロセス)は理学療法士の臨床での思考過程をモデルにしたものです。養成校では、この思考の学習にかなりの時間を費やします。 僕が柔道整復師・鍼灸師の立場から理学療法士を目指したとき一番すごいと思ったことは、この理学療法プロセ…
理学療法士の免許申請についてまとめます。 順を追って説明しますが、詳しくは以下のHPの理学療法士・作業療法士のところを参照してください。 www.mhlw.go.jp 免許申請に必要な書類は? 理学療法士免許申請書 診断書 戸籍抄本(戸籍謄本) 登録済証明書用は…
今回は、小児の骨折についてまとめてみます。 小児骨折の特徴 小児骨折の種類 上腕骨遠位端部骨折の分類 上腕骨顆上骨折 それ以外で国家試験に出題されやすい小児骨折 Monteggia骨折 まとめ 小児骨折の特徴 小児の身体は、解剖学的・生理学的に成人と異なり…
今回は柔道整復師と理学療法士という資格についてまとめてみます。 どんな人が目指すのか 柔道整復師の現状 理学療法士の現状 これから目指す人へ まとめ どんな人が目指すのか 一般の人からはどちらの資格も認知度はまだまだ低く、違いがわかりにくい印象が…
「リハビリテーション」と言われたらピンとくる方も多いと思うのですが、「理学療法」ってまだまだ認知されてない印象があります。 リハビリと言われると、スポーツ選手がケガや病気から復帰するときに行うトレーニングや病院のリハビリテーション科をイメー…
理学療法は、リハビリテーションの中に属する一つの技術・知識体系です。 しかし、「理学療法」という言葉は歴史が浅く、世間ではまだまだ認知されていないと感じています。そこで今日は理学療法を知ってもらうために「理学療法の目的」の視点から紹介してみ…